ウイルス性結膜炎の治療と予防

ウイルス性結膜炎の治療と予防

ウイルス性結膜炎にはいくつかの種類がありますが、細菌性と違ってウイルス性の場合は特効薬というものが無いため、予防に力を入れることが重要となります。

以前は夏に多い季節性の感染症であったものも、今では一年を通じて感染者が出るようになって来ました。ウイルス性結膜炎について、その症状や治療、予防について知っておきましょう。




ウイルス性結膜炎の症状

ウイルス性結膜炎は充血と目やに、涙や目蓋の腫れを伴う感染力の大変強い病気で、注意を要する侮れない病気です。時に重症化することもあり、その強い感染力から学校保健安全法上の学校感染症とされています。
結膜とは、まぶたの裏側の赤い部分と、白目の表面を包んでいる半透明の膜のことをいいます。まぶたの内側を折り返すようにして眼球へ繋がっていて、角膜の縁までを覆っています。常に豊富な血液がめぐっいて免疫反応をおこすリンパ組織もある部分ですが、常にぬれていて外からの刺激を受けやすい場所でもあり、言い換えれば異物や病因物質が体内に入り込むのを防いでいるともいえます。それだけにトラブルを起すことが多く、その代表的なものが結膜炎といえます。

結膜炎の症状は結膜が充血し、まぶたが腫れ、涙や目やにがでます。結膜炎を起す原因物質には細菌、ウイルスなどによる感染症、アレルギー反応、化学物質、紫外線や異物などさまざまなものがありますが、ウイルス性はその中でもっとも感染力が強いので注意が必要です。


ウイルス性結膜炎の種類

ウイルス性結膜炎には大きく4種類があります。もっとも多いのが「流行性角結膜炎」で、アデノウイルスによって起こります。「はやり目」とも呼ばれる大変に感染力が強いもので、結膜だけでなく角膜にも症状が及ぶため「角結膜炎」と呼ばれます。

症状は最初片目でも、日にちを置いてたいてい両方がなります。

結膜の充血、痒み、涙や多量の目やに、目蓋の裏にぶつぶつができて目がごろごろする、めがしょぼつく、まぶしいと感じることもあります。また目蓋に白い幕のようなものができることもあり、そうなると涙がうまく眼球を潤すことが出来なくなるため目が乾燥して角膜にびらんが生じて痛みます。

炎症がひどくなると、出血したり耳の前のリンパ節の腫れや痛みも起こりますし、怖いのは細菌の混合感染により角膜穿孔が生じ眼球全休が炎症を起こすことで特に新生児や乳幼児に起こりやすく、視力低下や最悪失明のおそれもあるため十分注意が必要です。感染の潜伏期間は1週間くらい、発症からの症状のピークが1週間、通常2週間前後で治ります。

そのほかウイルス性結膜炎として、「プール熱」と呼ばれる「咽頭結膜炎」があります。プールの水から感染することが多く、目の充血、喉の痛みや熱が特徴です。他に「急性出血性結膜炎」や「ヘルペス性結膜炎」といったものがあります。


ウイルス性結膜炎の治療と予防

ヘルペス性については抗ヘルペス剤を使用しますが、基本的にウイルスに効く薬が無いため、充血や炎症にはステロイド点眼、また細菌感染を防ぐため抗菌剤や抗生物質を使いつつ自然治癒を待つことになります。

これらの疾患では予防が大変に重要です。ほとんどが接触感染によるもので、特に手で触れたものによる感染拡大が多いので、次のようなことに注意をします。


  * 手洗いの徹底。手で顔や目に触れない
  * 患者とタオル、食器をはじめ、目薬なども共有しない
  * 入浴は患者が最後。残り湯はすぐに捨てる
  * ドアノブや電気のスイッチなど、手が触れる部分はこまめにアルコール消毒する
  * 風呂は最後に入り、のこり湯はすぐに捨てる
  * できれば一室で別生活 外出も当然控える


家に用意しておきたいものを挙げてみると、

抗菌作用のある目薬は用意しておきたいですね。各社からいろいろな種類が出ています。
これは衛生的な1回使い切りのもの。
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手指の殺菌、消毒できるものを用意しておきましょう。炎症を起した目は細菌性の二次感染を起すことも多く、手指の消毒はかかせません。
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ウイルス性結膜炎は学校保健安全法上の学校感染症として、医師により完全に治癒したと診断されるまでは登校を禁止されるものです。

それほど強い感染力を持つものなので、とにかく発症したら徹底的に注意して感染を広げないようにしつつ、体力を十分につけて早く回復するよう努力しましょう。








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2009年06月03日 | トラックバックURL |

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