喘息とホメオパシー

喘息とホメオパシー

喘息は、体質の遺伝もあり、精神的なものの影響もある、長く付き合っていかなければならない病気です。長期に渡る治療となれば、できるだけ体に負担のないものが望まれます。自然療法といわれるホメオパシーで直すことは出来ないものでしょうか。






ホメオパシーとは


『ホメオパシー/homeopathy』は、ギリシャ語のhomeo=同種、Pathos=病気または苦痛という言葉から作られたものです。古代ギリシャ時代から存在していたと思われますが、現代に伝わる方法としてはハーネマンというドイツ人医師が19世紀初頭にあみだしました。病気の症状というものを、体が本来の健康な状態に戻ろうとする自然な反応だとして、その反応を援けるために同じ症状を引き起こす物質をごく少量あたえ、体が本来持っている自己回復の能力を高めて治癒に導こうというものです。

この考え方から言えば、従来の治療というものは病気の症状に対して反対の作用を持つ薬を処方する(例:熱がでたら解熱剤)わけなので、体が回復しようとする力を無理やり押さえつけ、封じ込めることになり、症状は治まっても体が強くなるわけではないということになります。

 病気をその原因から治すホメオパシー療法入門



レメディについて


ホメオパシーで使用される、医学で言うところの薬にあたるのが「レメディ」と呼ばれるものです。欧州や米国においては、レメディは医薬品として認可されています。

ホメオパシー原材料は植物、動物、鉱物などで、すべて自然のものから作られます。現在存在するレメディの種類は3000とも言われ、物質の希釈と振とうを繰り返し種々のレメディが作られます。形は液体が基本ですが錠剤やクリームの場合もあります。

希釈を繰り返すため、現代医学においてはレメディの中にすでに成分が存在していない計算になります。施術者みずから、レメディ中に有効成分は入っておらず、自己治癒力を高めるための「情報」が入っているだけなので副作用の習慣性もなく、子供や妊婦が服用しても問題ないとしています。普通の薬を服用していても使用できる点で使いやすいものとはいえますが、現代科学においてホメオパシーが作用する仕組みについてはいまだに解明されていません。


ホメオパシーの研究


ホメオパシーの概念は本来生き物が持っている自然治癒力を助ける療法であることから、適用範囲はとても広いものとなります。疾患の治療とは異なるため効果の判断が難しいとされてきたホメオパシーですが、これまで無作為対象試験結果は現在170以上が報告されています。

1986年、Reillyらがイネ科の花粉で作られたレメディの効果がプラセボ以上に統計学的に有意であると報告。
1994年、Jacobsの研究グループは、ホメオパシーを受けた小児群は対照群に比べ、下痢の期間と程度の強さが有意に減っていたと報告。
1997年、Lindeらによって、種々の疾患におけるホメオパシーの有効性が報告された。

しかし、他方ではこれまでの検討は不十分であるとする報告もあります。

実際の医療現場では、これまでの治療が効果的でなかったり副作用があり続けられないとき、またこれまでの薬の量を減らしたいときにホメオパシーを用いることが出来るとしています。


ホメオパシーの喘息への適用


ホメオパス(ホメオパシーの専門家)によれば、ホメオパシーは風邪や頭痛などからアレルギーや喘息、更にもっと重い病気にも対応でき、鬱やパニック障害などの精神症状にも適用できるということです。

喘息は長期にわたる治療と経過観察が必要な病気で、病状によってはステロイドの使用や多種多様な医薬品の常時摂取、吸入が必要になります。喘息がストレスや精神状態に左右される面があることが知られていることもあり、長期間に渡っての薬剤の摂取に懸念をもつ人々が、ホメオパシーに目を向けるのは自然なことかもしれません。

ホメオパシーは慢性のみならず、急性の症状にも対応する、そう考えれば喘息の発作でも適用できると思われそうですが、誤解してはいけないことは、ホメオパシーは「即座に症状を回復させるものではない」ということです。ホメオパシーに傾倒するあまり現代医学を否定する例が見られますが、喘息は状況や発作の誘引の度合いで普段よりひどい発作が起こる可能性もありますし、発作がひどければ最悪死に至る場合もあるということはしっかりと認識しておく必要があります。

喘息致死率は医学の発達に伴って減少してきましたが、吸入ステロイドを中心とした治療が推奨された1990年以降更に減少しています。現代医学において吸入ステロイドは世界的にも、喘息に対して選択される非常に重要な薬であり、ステロイドのせいで喘息患者の症状が悪化したり喘息死が増えたという科学者はいないようです。そうしたことを総括的にみて、どういう治療を受けるかはもちろん患者本人が選ぶことですが、少しでも生命の危険性がある病気に関してホメオパシーのみに頼ることを選択肢の一つとするのは、現時点においてはあまりにも説得力が弱いです。それは、ホメオパス自身が「急性の症状の場合は、常識に従って判断しなさい」とアドバイスをすることからも言えます。

しかし、ホメオパシーはその効果が解明されはいないものの、否定されるものでもありません。薬剤の効果に影響を与えないことやプラセポ効果を高めると思われることから、治療と併用することにはなんら問題ないでしょうし、場合によっては現代医療のみの効果よりも優れた成果を出す可能性もあります。喘息にホメオパシーを「取り入れる」のは悪いことではありません。しかし、やみくもに吸入ステロイドや気管支拡張剤の使用を拒絶することなく、医師による診察をしっかりと受け、アドバイスに従った治療を行ったうえで併用するべきと思われます。

人工的に精製した薬剤に頼らず、自然の気や波動といったもののみで病気を克服できるならば素晴らしいことですが、一番大切なことは健康を取り戻すことです。それを忘れないようにしましょう。


 一般的によく使われる42種類のレメディのセット エインズワース 42-ホメオパシー・レメディ

 
過度の緊張、ショック、ストレスを緩和し、リラックスを導く【レスキュー レメディ】



ハーバルレメディ あなたと家族の健康を守るための、ハーブによる自然療法のすべて





タグ

2009年02月06日 | トラックバックURL |

カテゴリ:

トラックバック&コメント

まだトラックバック、コメントがありません。


笑いと血糖値『笑う門には・・』 »
« 納豆と骨粗しょう症(骨粗鬆症)